欲しい商品は、すぐに欲しい!

先日、ネスカフェのコーヒーマシーン ” Barista ” の
期間限定価格(7980円)の新聞広告を見かけたので
早速、インターネットで注文しました。

(インスタントコーヒー用のコーヒーマシーン、バリスタ)

レギュラーコーヒーでないと、
コーヒーとは言わないと豪語していた私ですが、
「ボタンひとつで本格コーヒーの証、クレマ(泡)が楽しめます。」
宣伝文句にひかれて衝動買いに走りましたが、商品の発送に
約10日もかかるとのこと。

欲しいと思った物は、すぐにでも使ってみたくなるもの。
10日というと、クリスマスも元旦にも間に合いそうにない。 
ますます、早く欲しくなったが待つしかなさそう。

そんな時、あるショッピングモールの食料品売り場に、
このコーヒーマシーンの箱が山積みされていた。 
ネスカフェの「バリスタ」だ。 しかも、同じ価格7980円。 
心が揺れた。

インターネットで注文すると、
マシーンに、ゴールドブレンド80gが1本おまけでついてくるが
食料品売り場で購入すると、おまけなしのマシーンのみ。

おまけ付きのマシーンを10日間待ち続けるか、
それとも マシーンだけをすぐに買って持ち帰るか。 
結局、「欲しい商品は、すぐに欲しい!」という
深層心理に軍配が上がった。
ネット注文の方をキャンセルし、
食料品売り場でバリスタのマシーンを購入し、
ついでに専用のインスタントコーヒーも購入した。

帰宅後、早速箱を開けて試し飲み。 
この瞬間が一番楽しいのだ。
カプチーノ、カフェラテは、期待はずれ。 
しかし、ブラックコーヒーとエスプレッソは
インスタントコーヒーにしては、まあまあの味だった。  
何より、手軽に作れるのが一番だ。

しばらく、こいつにはまりそう。 
しかし、飽きたら、またレギュラーコーヒーに戻るだろう。

「欲しいものは、すぐに欲しい!」で、思い出すことがある。
先月、Walkin’ Wheels の犬用車椅子を注文していただいた
お客様ですが、たまたま、私が四国へ出張中でしたので
2日ほどお待ちいただくようにお願いしたのですが、
「飼っている愛犬が急に歩けなくなったので大至急欲しい。
すぐに送って欲しい。」
と何回も懇願されました。  
結局、出張を早めに切り上げ、即日、発送することができ、
ご本人には大変喜んでいただきました。

やっぱり、「欲しいものは、すぐに欲しい」のは
私だけではなさそうですね。

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オスの老犬がかかりやすい病気


我が家の長男坊は、現在十一歳ですので
そろそろ老犬の仲間入りというところです。

一時、腰を痛めて歩行がぎこちなくなったことが
ありましたが、現在はいたって元気で毎日
ボール投げを執拗に要求してきます。

この子は七ヶ月の時に去勢手術をしました。
その理由は、後ほどおわかりになると思います。

オス犬の場合、十歳を過ぎると、以下のような病気の発生率が高くなります。
○ 前立腺肥大
○ 肛門周囲腺腫
○ 精巣腫瘍

前立腺肥大は、人間にもある病気ですが老犬の約半分がかかる病気です。
加齢に伴い、精巣から分泌される男性ホルモンと女性ホルモンのバランスが
とれなくなり前立腺の容積が大きくなり、尿道や直腸を圧迫するので
おしっこやうんちが出にくくなります。 また、会陰ヘルニアになって腸や膀胱が
会陰部にに出ることがあります。

前立腺肥大の治療法としては、前立腺を摘出することになりますが
便秘だけなら、繊維質の多いものを食べさせる食事療法があります。

肛門周囲腺腫は、高齢になると肛門の周りにある腺が腫瘍化する
病気で、オスはメスの十倍かかりやすいと言われています。
良性と悪性がありますが、悪性の場合は、リンパ節を通して
転移するので排便障害などを起こします。

精巣腫瘍は、おしっこに血が混じります。 腹部が硬く腫れてきて
元気がなくなり、食欲が低下します。 早期発見が第一ですが
かなり大きくなるまで発見しづらいので普段の注意が必要です。

前立腺肥大、肛門周囲腺腫、精巣腫瘍のどれもが
早期に去勢手術をしておくと、かかりにくい病気だと言えます。

去勢手術をするかしまいか迷う飼い主さんが少なくないと思いますが
私の場合は、愛犬のかけがえのない命を第一優先に考えて去勢手術を
決断しました。  あの子があんなに執拗に、玉投げに執着するのは
ひょっとして、幼い時に失ったタマタマのせいだったのでしょうか。
そうだとしたら、むげに彼の要求を断るわけにはいきませんね。


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メスの老犬がかかりやすい病気

昔は、犬は今ほど長生きではありませんでしたので更年期を迎えることが
ありませんでした。  ところが今は、更年期の老犬が珍しくなくなりました。

メスの老犬がかかりやすい病気の一番が、「更年期障害」です。
人間の更年期は、四十五歳から五十五歳くらいの時期ですが
犬の場合は、生後六、七年目以降に更年期に入ると言われています。

通常半年に1回の発情期が八ヶ月、一年と生理の期間が延びたり
発情期の生理の分泌物が急に少なくなったり多くなったり不安定に
なった時は要注意です。

次に、メスがかかりやすい病気が「子宮蓄膿症」です。
特に五歳以上のメスに多い病気で、食欲がなくなり、散歩をいやがり
腰のあたりを触ると怒ったりします。 子宮内の炎症のため水を
たくさん飲み、多量のおしっこをします。

初期段階で気づかずほっておくと、慢性腎不全になることもあり
手遅れになると多臓器不全に陥り死ぬこともあります。

予防法としては、若いうちに避妊手術をして、卵巣、子宮を
摘出することです。 子宮がなければ子宮の病気になりません。

避妊手術をしていないメス犬の飼い主さんは、発情期のたびに
食欲が落ちる犬には特に注意して観察が必要です。

最後に、メスが十歳から十一歳くらいになった時に多く発生する
病気が「乳腺腫瘍」です。 良性と悪性がありますが、犬の場合は
五十パーセントが悪性腫瘍と言われています。

この病気も、若いうちに避妊手術をしておけば、かなり避けられる
病気です。 高齢犬で避妊手術をしていない犬の半分以上が
乳腺腫瘍になるというというデータがあるそうですから。 

ちなみに、我が家のラブラドールのメス犬の方は一歳の時に
避妊手術をすませました。 子供を生めなくしてしまう事には
少し悩みましたが、結局 あの子には元気で少しでも長生き
してもらいたいという思いから避妊手術を決断しました。

次回は、「オス犬がかかりやすい病気について」です。

 
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こんな大きなソファーがあったら、最高!

イングリッシュ・マスティフという犬種は、気立てが優しく
物静かでおおらかな性格で無駄吠えせず、
家族に対して献身的で、子供の子守り役として
特に安心して任せられる大型犬と言われています。

幼児にとって、こんな大きな生きたソファーがあったら
毎日が楽しくて、楽しくて、最高でしょうね。

しかし、一度攻撃行動に移ると、パワフルすぎて制御できなくなります。
日頃からの主従関係をしっかりと理解させておく事が何よりも大切です。

さもなくば、こんな事になりますよ。


再び歩き出した、あんちゃん

11月26日付けブログでは、「歩行時のバランス」について書きました。

人間だけに限らず、どんな動物にとってもバランスよく歩くことが
健康のために、いかに重要であるかという内容でした。

先日、ウォーキン・ホイールズの犬用車椅子をお電話で
ご注文してくださったお客様のご自宅にお届けした時のことです。

そこには、8歳のMIX犬のあんちゃんが、おふとんの上で
寝そべっていました。  飼い主さんによると、あんちゃんは
後ろ肢の、特に右肢が悪くて、弱った左肢でかろうじて下半身を
ささえて今まで何とか歩行していたとのことでしたが、今から
2週間くらい前から、まったく歩けない状態になったそうです。

やはり、片方の後ろ肢で上体を支えるという不安定な
歩行を続けていたために、背骨が弓のように湾曲しており
アンバランスな歩行のために、もう一方の後ろ肢にも
過度な負担が集中して、とうとう歩けなくなったようです。

早速、ウォーキン・ホイールズの車椅子(WW-200)を装着しました。

装着後、じっと動かず静止したままでしたが、15分位経過した時
部屋の中を旋回しだしました。  まったく動けなかった状態の
あんちゃん自身、何がどうなったのか不思議に思ったに
ちがいありません。 そばで見守っていた飼い主さんも、思わず
顔がゆるんでいらっしゃいました。

 
車椅子を装着することによって、後ろ肢と腰部分が
バランス良くサポートされるので、歩行時に片方の
肢に過度の負荷が集中するということがなくなります。

そのため、かろうじて動く方の後ろ肢にかかる負荷も
最小限になり、無理なく動かすことができるようになって
リハビリテーション効果もおおいに期待できそうです。

背骨の湾曲がひどくなる前に、早めに車椅子を装着していれば
もっと早くリハビリ効果が得られたと思います。

愛犬と散歩する時は、飼い主さんは愛犬の歩き方を常に
注意して観察する習慣をつけておくことが、早期発見の
秘訣です。