愛犬の“関節炎”に、ご注意!

愛犬のこんな兆候に気づいたら、要注意です。

 散歩や運動をいやがるようになった。
■ 体を起こすのが辛そうに見える。
■ 散歩の時、足をひきずって遅れ気味で付いてくる
■ 階段の前でじっと動かなくなり、段差を登りたがらない。

こんな時は、”関節炎” の疑いがありますので動物病院に
早く相談することをおすすめします。

骨同士の接合面を保護する軟骨が損傷して炎症を起こすのが関節炎です。 

関節炎は、大型犬だけでなく小型犬にも多く見られ
その原因は、高齢による老化現象以外に、「肥満」
「運動不足」、「外傷」
により引き起こされます。

くれぐれも、肥満に注意し体重を適正に保つように注意し
関節に負担のかからない程度に適度な運動をさせることは
飼い主さんの重要な役目です。

関節炎が進行し自力で歩くことが不自由になったり
アンバランスな歩行を放置して症状を悪化させないために
車椅子の利用を積極的にすすめる獣医師がアメリカでは
主流になってきました。 日本でもその傾向はあるようです。

ミニカートに含まれる全アイテムの写真

http://handicapped-dogs.jp 愛犬の車椅子

ウェルシュ・コーギーと車椅子

ウェルシュ・コーギー・ペンブローク(Welsh Corgi Pembroke)の
原産地は英国で、古くから牧畜犬として活躍していました。 
英国王室で飼われていることは有名で日本でもブームになりました。

胴長、骨太の短足で、耳がピンと立ち、体重は10~15kgくらい。
寒い地方の原産のため、高温多湿の日本の夏には比較的弱い犬種です。

最近、このコーギーには、後肢の障害が目立ちます。
食欲旺盛で、食べ物に対する執着は強いので太りやすく
脊椎、特に腰椎に負担がかかりやすいからだと言われています。

活発で運動好きなため、
全てのコーギーは腰回りと肢に爆弾を抱えていると言えます。
ですから、飼い主さんは、常日頃 散歩の時には
歩行状態を注意深く観察する習慣を持つようにしましょう。

万が一、下半身の状態が悪くなり歩行障害をきたした場合
アンバランスな歩行を放置するのは絶対やめましょう。
ウェルシュ・コーギー・ペンブロークに最適な犬用車椅子は
Walkin’ Wheels Dog Cart の WW-100 
です。
後肢の高さが、20cmから28cmまで対応します。

後肢が動かなくても、大好きな散歩をあきらめることはありません。
コーギーに最適な WW-100 を装着すれば、元気な前肢を使って
自由に歩いたり、走ったりできるようになるからです。

ウォーキン・ホイールズ WW-100 の詳しい情報は、
こちら、 http://handicapped-dogs.jp/ww-std/std-3.htm

ご質問がありましたら、info@handicapped-dogs.jp
メールでお尋ねください。

トイレに流せる、ウンチ袋

ペットの排泄物の処理と言えば、わんちゃんのウンチ袋がすぐに頭に浮かびます。
愛犬を散歩に連れ出す時は、必ずビニール袋を持参してウンチを拾って持ち帰る
のが愛犬家のマナーです。 

私は以前、ウンチをビニール袋で直接掴んでいました。 
しかし、あのグニュとした感じは好きになれないので、その後はウンチを
テッシュで覆い、その上からビニール袋で掴み取るようにしています。

ペットショップでは、紙とビニールが二層になった便利な袋が売られています。
持ち帰ったウンチはビニール袋だけをはずして、紙袋ごとトイレに流せます。

最近では、ポリビニール・アルコールという素材の水に溶けるビニール袋に
ペーパーがセットしてあって、ウンチをビニール袋ごとトイレに流せる商品が
インターネットで販売されています。 

ビニール袋も、ウンチと一緒にトイレに流すことができるのでとても便利です。
しかし、私のように一度の散歩が1時間という場合は、この商品は使えません。
どうしてかと言うと、グニュという感じのやわらかい便だと10分から15分位で
紙袋とビニール袋が溶けだして便が外に染み出してくるからです。

散歩の途中で、袋が溶け出したらとても厄介なのです。 
溶けない普通のビニール袋に、すぐに入れ直さないと大変なことになります。

結局、このポリビニール・アルコール素材のウンチ袋は、ペットが排便をしたら
すぐにトイレに流せる状況においては、最大の効果を発揮しますが、すぐに
トイレにウンチを流せない状況では最悪だということです。

同じポリビニール・アルコール素材を使用した英国製のウンチ袋も試しました。
こちらはビニールだけの一層構造ですが、トイレに流しても本当に溶解するの?
・・・と疑いたくなるほど丈夫なやつです。 
こちらの方は1時間くらいウンチを入れて持ち歩いても平気なようです。 
ただし雨降りの日は使えません。

愛犬のウンチの後始末は、毎日のことです。
何か使うたびに、楽しく感じられて、かつ便利なグッズがあれば
欲しいと思っていますが、今のところペットショップには興味を
そそられる商品は見当たりません。 

 
    愛犬の車椅子 Walkin’ Wheels

椎間板ヘルニアは、2種類ある!

歩行障害の犬で最も多い症状が、「椎間板ヘルニア」と言われていますが
「1型ヘルニア」と「2型ヘルニア」の2種類があることをご存知ですか?

椎間板の中心部、髄核が脱出して、神経を急性に傷害するのが1型ヘルニア。
それに対し、椎間板の外側にあたる「繊維輪」が突出して、
神経に影響を及ぼすのが2型ヘルニアです。 
だから、1型と2型はまったく別の病気と言えます。

<ハンセン1型椎間板ヘルニア>

「朝歩いていたのに、夕方立てなくなった。」という急性の経過を
たどるのが1型ヘルニアです。
多くは、3歳から6歳までの間に急に発症します。

ウェルッシュコーギー、ダックスフンドなどに特に顕著で、
現在ウォーキン・ホイールズの車椅子の利用はこの2犬種だけで
全体の25%を占めるほどです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 
<ハンセン2型椎間板ヘルニア>

「歩いてはいるけれど、抱き上げる時に痛がる」、「段差が登れなくなった。」
「後肢の力が弱くなってきた。」という慢性的な経過をたどり症状は悪化します。

ヨークシャテリア、ミニチュアシュナウザー、プードル、ラブラドールレトリーバー
などの、成犬から老犬に多く見られます。

1型ヘルニアは、きちんとした検査と手術で歩けるようになる場合があります。
問題点は、放置しておいて治療まで時間が相当かかった場合です。

これに対し2型ヘルニアは、治療がかなり難しいと言われます。
「2型ヘルニアの摘出手術を行うと、どれだけ慎重に手術しても、
30%から50%悪化する」という獣医師もいます。
つまり、なんとか歩いている犬が、手術をすることによって歩けなくなり、
永久的に後遺症が残る確率がそれだけある、ということです。

MRIなどの画像診断が進んで、2型ヘルニアが多く手術されるようなりましたが
その手術成績が思わしくないのであまり積極的に手術をやりたがる獣医師が
多くないのが現状です。

かと言ってあきらめるのは早すぎます。
2型ヘルニアでも、ウォーキン・ホイールズの車椅子を装着して
元気に歩きまわっている犬達がたくさんいるのですから。

老犬のオシッコ漏らしは、何故?

犬が高齢になるにつれ、オシッコを漏らすようになるのは自然の摂理です。 
人間と同じように、加齢による腎臓と膀胱の機能低下が原因です。

腎臓の機能は、老廃物の濾過と、必要な水分の再吸収ですが
老化とともに腎臓の機能が低下して、おしっこの量が多くなります。
しかし、アンモニア臭は、若い頃よりも少なくなります。

膀胱の機能低下のため、しまりが悪くなり尿が膀胱にたまると
自分では気づかないうちに、尿が染み出してしまうようになります。  

お漏らしは、老化現象なのでやたらとしかりつけるのは悪影響を与えますので
つつしみましょう。  

老化現象以外にも、オシッコのお漏らしの原因に以下のような
病気による場合がありますので、一応疑ってみるのも必要です。

<糖尿病>
多飲多尿の症状がでてくる病気で、食べている割には
やせている時は、要注意です。

<膀胱炎>
膀胱の中に、大腸菌などの最近が感染し血が混じった少量のオシッコを
ちょこちょこ漏らしたりします。

<慢性腎不全>
腎炎などの病気が進行して腎臓機能が低下し
悪化すると、体内に尿素がたまり尿毒症になり命に
かかわることがあります。
水をよく飲み、オシッコの量が増えて食欲がなくなったり、
嘔吐しはじめたら、病院で精密検査の必要があります。

オシッコは、36時間以上排出されないと
尿毒症になり命にかかわることになりますので
飼い主さんは、毎日 愛犬の様子に注意してあげてください。