盲導犬のトイレ

散歩中に愛犬が排泄しても、飼い主さんがきれいに後始末すれば大丈夫ですが
盲導犬の場合は、仕事中に好きな場所で勝手に排泄することは許されません。
そのため、盲導犬には特別な排泄訓練を行っています。

先日、兵庫盲導犬協会の見学会に参加した時、ちょうど その排泄訓練の説明を
聞くことができましたのでご紹介します。

まず、盲導犬には毎日同じような時間に、同じような量のフードと水を与えますので
トイレの量や時間も大体決まっています。

盲導犬のユーザーは、ビニール袋に「ションンベルト」というベルトをつないで
盲導犬のおしりに取り付けてから、「ワンツー」と言う合図で排泄を促します。

排泄後は、ビニール袋を取り外して処理します。

盲導犬にも屋外でトイレができるようにと、市民有志がチャリティコンサートで
募金活動をし、盲導犬専用トイレが設置されたところがあります。
福岡市最大の繁華街の天神地区の歩道上に2003年に設置された
盲導犬専用トイレです。

1頭300万円もかかる盲導犬の育成も善意の寄付でまかなわれています。
せめて、盲導犬専用トイレくらいは公共施設の一環として全国の公園に
設置されないものでしょうかね。

 
http://www.handicapped-dogs.jp