コーギーに多い、変性性脊髄症(DM)

DMと言われている 「変性性脊髄症」(Degenerative Myelopathy)
痛みを伴わず、ゆっくりと進行する脊髄の病気です。
(参照 http://www.animalhospital.gifu-u.ac.jp/vet/dm.html)

元々、ジャーマンシェパードや、ラブラドール・レトリーバー、ボクサー、
シベリアンハスキーのような大型犬に発生する病気でしたが、近年
ウェルッシュコーギーでの発生が確実に増加しているという報告があります。pic-takano-SQ

コーギーの場合、症状は10歳くらいから現れ、症状は後ろ足から出現します。
病気が進行すると、病変は脊髄の前の方にも広がり、前足にも同様な症状が現れます。
さらに進行すると病変は首の脊髄にも広がり、呼吸がしにくくなります。

DMの症状としては、足先の感覚異常のため足の甲を地面にすって歩くようになります。
いわゆる、ナックリング症状で歩行時に爪を地面にする音が聞こえたり、足先がひっくり
返ったままになることもあります。

コーギーには、DMの他に椎間板ヘルニアなどの病気でも同様な症状が認められますので
このような症状がでたら動物病院で精密検査を受けることが大切です。

また、このまま歩行を続けさせると異常の無かった部位にも過度の負担がかかり
症状を悪化させますので、 早期に車椅子のような介護用具の使用を考慮する
ことをお勧めします。

コーギーのように、後ろ肢の高さが20cm から 28cm には、
車椅子(WW100)が最適です。
http://handicapped-dogs.jp/ww-std/std-3.htm PIC-WW100-WelshCorgiPembroke

以下は、DMの症状がでたジャーマンシェパードが, ウォーキンホイールズの
車椅子(WW400)を 装着して、飼い主さんと散歩できるようになった動画です。

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オーダーメイド不要の愛犬の車椅子